こんにちは!健康ダイエットマニアのまめたけです。
今日は肥満遺伝子についてお話しします。
肥満遺伝子という言葉を初めて耳にする人も多いと思います。
実はこの肥満遺伝子、日本人の健常者の97%の人が持っているんです。
これは大昔、人類の飢餓時代において、エネルギーを節約し生き残るための遺伝子が、食生活の豊かになった現代において変異して肥満遺伝子となっていると考えられています。
もしかしたら、うまくいかないダイエットはその肥満遺伝子のせいかもしれません・・・
そこで、肥満遺伝子の種類のお話や検査キットをご紹介していきます。
それではよろしくお願いいたします。
肥満に関する遺伝子は60種類ほど確認されているそうですが、肥満に深く関わりのあるメジャーな遺伝子4種類を紹介します。
それら遺伝子に変異があるものを肥満遺伝子と呼んでいます。
まずその前に私たちの体には大きく分けて2種類の脂肪細胞があることを知っておいてください。
白色脂肪細胞(体内の余分なエネルギーを脂肪として蓄える細胞)と褐色脂肪細胞(白色脂肪細胞から産生された遊離脂肪酸を燃焼しエネルギーを産生する細胞)です。
・β3AR遺伝子変異(リンゴ型)
β3AR遺伝子はβ3アドレナリン受容体の略で、白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞の表面にあります。
この遺伝子はノルアドレナリンと結合することにより、リパーゼ(脂肪を分解する酵素)が白色脂肪細胞が溜め込んでいる中性脂肪を遊離脂肪酸へと分解します。
遊離脂肪酸は褐色脂肪細胞や心臓、肝臓、筋肉へと運ばれてエネルギーを産生の燃料として使われます。
すなわち、この遺伝子に変異があると中性脂肪の分解が上手くいかず、インスリンも効きにくくなりがちです。
内臓脂肪がつきやすい、手足は細くお腹がぽっこり出た「リンゴ型」となります。
1日の基礎代謝量が200kcalほど低下すると言われており、日本人の約34%がこの変異遺伝子を持っています。3人に1人がもっており、生活習慣病との関わりが深いのも注意が必要です。
・UCP1遺伝子変異(洋ナシ型)
UCP1 遺伝子は褐色脂肪細胞内にて遊離脂肪酸(中性脂肪の分解産物)を燃料にエネルギーを産生する手助けをする働きがあります。
すなわち、この遺伝子に変異があると脂肪を効率よく燃焼できません。
皮下脂肪を蓄えやすく、下半身に脂肪のつく「洋ナシ型」となります。
1日の基礎代謝量が100kcalほど低下すると言われており、日本人の約25%がこの変異遺伝子のを持っており、女性に多いです。
ダイエットに悩む女性の多くはこのタイプです。
・β2AR遺伝子変異(バナナ型)
β2AR遺伝子は肝臓や筋肉に多く存在し、糖新生や糖の取り込みに関与します。β3AR遺伝子と同様に脂肪燃焼にも関与しています。
この遺伝子に変異があると脂肪は蓄積されにくくタンパク質をエネルギーとして消費しやすくなります。
このタイプは特殊で脂肪はつきにくいのは嬉しいことですが、筋肉もつきにくく、いったん太ってしまうとなかなか痩せれないのが特徴です。痩せやすい体質が多く「バナナ型」となります。
1日の基礎代謝量が200kcalほど増加すると言われており、日本人の約15%がこの変異遺伝子を持っています。
・FTO遺伝子変異
FTO遺伝子の変異があると、肥満になる確率が7割増え、全人口の約17%はこの変異遺伝子を持っているそうです。
この変異遺伝子に大きく関わりがあるのは、食欲ホルモンであるグレリンで、食欲増進や脂肪の蓄積に関与しているそうです。
高カロリー嗜好型と過食傾向型があり、これらも糖尿病などの生活習慣病と関わりがあるといわれています。
以上、代表的な肥満遺伝子を説明しました。
どの肥満遺伝子を持たない人(アダムイブ型という)がいます。なんともユニークな異名ですが、神に創られた人類最初の男女というくらい、珍しいということでしょうか。
由来はわかりません。
これらの遺伝子を複数持ち合わせている場合はかなり太りやすくなります。
また、またこの遺伝子が片方(ヘテロという)だけなのか両方(ホモという)持っているのかでも影響の強さが変わります。
自分の持つ肥満遺伝子を知ることで自分の基礎代謝量をより詳しく知ることができます。
自分の基礎代謝量が詳しくわかればダイエットを効率よく行えます。
基礎代謝量の知り方はこの記事をご参照ください。
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最後になりましたが、自分の肥満遺伝子を調べる方法はあるの?ということですが、あります。
肥満遺伝子を調べれるだけでなく、自分に合ったダイエット方法を教えてくれます。
詳しくは下記をご覧ください。
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