こんにちは。健康ダイエットマニアのまめたけです。
今日は賛否両論ボキボキ(ポキポキ)整体についてのお話。
ボキボキ整体はからだをボキボキと鳴らされるので、ズレていた骨を元の位置に戻してもらったと思う人も多いはず。
関節の可動域をしっかりとわかっている施術者が行えば問題はないのですが、中途半端に小手先のテクニックや音を鳴らすというパフォーマンスにこだわった人たちが施術をし、問題が起きているのも事実です。
今回はそんな音の正体や骨をボキボキ(ポキポキ)鳴らすメリットデメリットを以下の順でお話します。
①音の正体とボキボキ(ポキポキ)する意味とは?
②痛い?ボキボキは実は危ないの!?
③クセになる?自分(セルフ)でできるやり方もある?
それでは、よろしくお願いいたします。
①音の正体とボキボキ(ポキポキ)する意味とは?
ボキボキ(ポキポキ)する整体はスラスト法とも呼び、スラストとは力強く素早く押すという意味があります。
関節に角度をつけ、素早く押した時に鳴る音の正体は、いくつかの説がありますが、関節の中を液体が移動する時に出る気泡の破裂音だと考えられます。
関節の中に発生する気泡を破裂させ、なんの効果やメリットがあるのでしょうか。
原理を元に2つ考えられます。
・何らかの原因(変な姿勢など)で関節に圧がかかり、すでに関節包内に気泡ができていて、関節が歪んでいる場合。気泡を破裂させ、ボキボキと鳴らすことで関節の歪みを正します。それにより、関節のまわりの筋肉の負担軽減を軽減する。
・中枢神経系に電気信号を出したり、腱(筋と骨を結ぶ線維)にあるゴルジ腱器官を刺激したりして、硬くなった筋肉を柔らかくし、血流を改善する。
以上が音の正体とメリットのお話です。
②痛い?ボキボキは危ないの!?
よく、痛そうとか痛いの?という声をお聞きします。私自身、よくボキボキ(ポキポキ)整体を受けていますが、ほとんど痛くありません。熟練された施術者にしてもらえば、無痛に等しいほどです。
ボキボキ音の正体も骨と骨がぶつかったり変形したりした音でなく、関節の中を液体が移動する時に出る気泡の破裂音でありその液体(関節液)は潤滑油のような役割をするためだと言われています。
そして、ボキボキ(ポキポキ)整体のデメリットは危険性です。
十分にあるといえます。
首や背骨の近くには大事な血管や神経がある場所だからです。
文頭にもお話した通り関節の可動域をしっかりとわかっている施術者が行えば問題はないのですが、中途半端に小手先のテクニックや音を鳴らすというパフォーマンスにこだわった人たちが可動域を超えた施術をしたり、荒っぽい施術をしたりすればその大事な血管や神経を傷つけてしまう可能性があるのは言うまでもありません。その際はもちろん痛みも伴います。
実際にアメリカでは首の施術で椎骨動脈(首骨の真横を走る動脈)の解離で脳卒中を起こし死亡した事故例もあります。
そして、日本ではボキボキによる施術で毎年1000件以上もの相談が消費者センターに寄せられています。
しかしながら、痛みとボキボキ施術の因果関係を証明するのは難しく、損害賠償を請求できたのは、その内わずか3件だけだとか。
日本では厚生労働省が首のスラスト(ボキボキ)施術を禁止にしていますが、罰則規定がないため、行っているところがまだたくさんあります。
もし、ボキボキされるのが嫌な方は事前に確認をすることをおすすめします。
③クセになる?自分(セルフ)でできるやり方もあるの?
よく自分でボキボキ鳴らす方法を検索されてる方が多いです。
セルフでも首に関しては危ないので書きませんが、背骨は椅子に座り背もたれを用いて体を捻って鳴らしたり、あぐらをかいた状態で右膝に左肘をかけ捻って鳴らしたりするひとが多いみたいです。
確かに鳴らすと気持ちよくスッキリします。
しかし、クセになって何回もしたりすると関節に負担(ボキボキ鳴らすと関節の1㎠あたりに1tもの圧力がかかるといわれている)がかかりすぎますので注意が必要です。
以上です。
いかがでしたでしょうか?
ボキボキ(ポキポキ)整体はメリットもありますが、デメリットを伴う諸刃の剣です。
ちゃんとした施術者にしていただくのがベターです。
P.S.
下記のような個人輸入代行サイトを上手に活用してコリや痛みと向き合っている人も多いです。
※おすすめはしません。笑